5月の第2週目に、菅笠保存会企画の菅田体験(芽かきと草取り)作業を
煌雲の菅田で行いました。

普段はひとりで行っている菅田作業ですが、
体験の時はたくさんの人とお話しながら作業できるので、賑やかで楽しいです。
もちろん指導も、私が先生に教えて頂いたようにそのままお伝えしています。

芽かき=脇芽を取る作業です。
菅は1株に対して数本を残し(生産者さんによって残す本数は違います)
それ以外の菅は抜き取ります。
そうすることによって、1本が太く背が高く育ちます。

草取りはそのまま草取りです。
除草剤を撒くと菅も枯れてしまいますので、田んぼに出てくる草も手で取ります。
主にヒエを重点的にとります。

菅はとても生命力が強く、次から次へと脇芽が伸びてきますので
1シーズンに芽かきを3~4回行います。
草も一緒にどんどん生えてきます。

菅が伸びてくると、菅を折らないように、
中腰の状態で草取りと芽かきを行わなければなりません。
これが私の体力的には厳しく、2時間ほどで筋肉がプルプルしてきます…

だいたい田んぼ1面を1人で芽かき&草取りをするには1週間弱かかりますので、
それを4回行うとなると、5月はほとんど田んぼに出る計算になります。

6月に入ると、菅の背が高くなってもう田んぼには入れなくなるので、
どれだけ5月にこまめに様子を見に田んぼに入れるか、が勝負だと思っています。

農業にも効率化が求められる時代ですが…
なかなかバランスが難しいなと感じる今日この頃です。